クラウドエンジニアはインフラのスキルだけではなく、様々なスキルが必要です。
従来のインフラエンジニアはプログラミングスキルをあまり必要としてきませんでしたが、クラウドエンジニアはプログラミングスキルが必要になってきます。
本記事では、クラウドエンジニアに必要なプログラミングスキルがなぜ必要か、プログラミング言語の学び方、その他に必要なスキルなどを解説していきます。
クラウドエンジニアに限らず、プログラミングスキルを身につけたい人にとっても、役立つ情報が得られると思います。ぜひ参考にしてみてください。
クラウドエンジニアに必要なスキルとは
クラウドエンジニアは、クラウドを用いて企業のシステムを構築、運用することを担当する技術者です。クラウドエンジニアには、幅広いスキルセットが必要とされます。
クラウドエンジニアの役割とは
クラウドエンジニアは、企業が利用するクラウドシステムを設計し、構築、運用、保守することを担当する技術者です。
そのため、インフラ設計やアプリケーション開発など、多岐にわたるスキルが求められます。
また、セキュリティ対策や障害発生時のトラブルシューティングなど、企業のビジネス継続のために重要な役割を果たします。
クラウドエンジニアに必要なスキル
クラウドエンジニアに必要なスキルは、以下のようなものがあります。
1. クラウドプラットフォームに関する知識
クラウドエンジニアに必要不可欠なスキルの一つに、クラウドプラットフォームに関する知識があります。
クラウドプラットフォームとは、AWS、Azure、GCPなど、クラウドサービスを提供する企業が提供するクラウド上のインフラストラクチャーやサービスを指します。
クラウドエンジニアは、これらのクラウドプラットフォームを理解し、利用できるようにすることが求められます。具体的には、クラウドプラットフォームの機能やサービス、設定方法、運用方法、セキュリティに関する知識です。
2. プログラミングスキル
クラウドエンジニアは、プログラミング言語を使ってインフラストラクチャーやアプリケーションを自動化することが求められます。具体的には、スクリプト言語(Python、Bash、PowerShellなど)やオブジェクト指向言語(Java、C#、Rubyなど)を使い、サーバーレスサービスを活用して、自動化などを行います。
また、最近ではIaCを活用して、クラウド上のインフラストラクチャーをプログラムで管理することが主流になってきているので、インフラをコード化するスキルも身につける必要があります。
3. インフラストラクチャーの知識
クラウドエンジニアは、クラウド上のインフラストラクチャーに関する知識が必要です。
具体的には、ネットワーク、サーバー、ストレージ、データベースなどの基礎的な知識が必要です。インフラの基礎知識があってこそクラウドを活用できるので、インフラの知識は必要になってきます。
クラウドエンジニアにプログラミングスキルが必要な理由
先ほど述べたようにクラウドエンジニアには、プログラミングスキルが必要です。
なぜなら、クラウドエンジニアは、インフラストラクチャの設計や運用、自動化、オーケストレーション、セキュリティ、データ処理、監視など、幅広いタスクを担当するためです。これらのタスクを実行するためには、コードを書く必要があります。
また、クラウドエンジニアは、オンプレミスの環境とクラウドの環境を橋渡しすることもあります。
これには、APIの使用、データの移行、コンテナ化、サーバーレスアーキテクチャの導入などが含まれます。これらのタスクを実行する際にも、プログラミングスキルが必要です。
クラウドエンジニアがプログラミングを学ぶメリット
クラウドエンジニアにとってプログラミングを学ぶメリットは多岐にわたります。
まず、プログラミングを理解することで、クラウドシステムの設計や構築、運用管理において必要な知識を身につけることができます。例えば、プログラミング言語によっては、自動化やスケーリング、セキュリティ対策など、クラウドシステムを効率的に構築・管理するためのツールが提供されます。
また、プログラミングを学ぶことで、クラウドエンジニアはアプリケーション開発者とよりスムーズなコミュニケーションをとることができます。アプリケーション開発者は一般的に、プログラムの実行環境やデプロイ先についての知識があるため、クラウドエンジニアとの協力によりよい効果的なアプリケーションを開発することができます。
プログラミングを学ぶことで、クラウドエンジニアはアプリケーション開発者とのコミュニケーションにおいて、より適切なアドバイスを提供することができます。
そして、プログラミングを学ぶことで、フルスタックエンジニアとして活躍することができます。
昨今、DX化などでフルスタックエンジニアが求められており、需要は高まるばかりなので、仕事の幅が増え、さらに単価や年収をぐんと上げることができます。
クラウドエンジニアが学んでおくべきプログラミング言語
では、クラウドエンジニアとしてどのプログラミング言語を学べばいいのでしょうか?
ここではクラウド環境でよく使われるプログラミング言語を一部紹介します。
Python
Pythonは、クラウドエンジニアにとって非常に人気があるプログラミング言語です。Pythonは、機械学習、データ分析、Webアプリケーション開発、自動化などの分野で広く使用されています。
また、Pythonは直感的な文法と読みやすさが特徴で、初心者にも非常にわかりやすい言語です。クラウドサービスの自動化や、AWS Lambdaのようなサーバーレスアーキテクチャーの構築にも役立ちます。
Java
Javaは、広く使用されているオブジェクト指向プログラミング言語で、クラウドエンジニアにとっても重要なスキルです。Javaは、大規模なWebアプリケーションやデータベースの開発に使用されています。
また、Javaは、AWSやGoogle Cloud Platformなど、多くのクラウドプロバイダーによって使用されています。そのため、Javaを学ぶことで、クラウドプラットフォームでの開発に役立ちます。
Ruby
Rubyもまたクラウドプラットフォームでよく使用される言語です。
Rubyは、シンプルな文法と使いやすさが特徴のスクリプト言語です。Rubyを使用することで、Webアプリケーションの開発が簡単になります。そのため、クラウドプラットフォーム上でのアプリケーションの開発に役立ちます。
Go
Goは、Googleが開発したプログラミング言語であり、高速でスケーラブルなアプリケーションの開発に適しています。
Goは、C言語のように速度が速く、Pythonのように読みやすいコードを書くことができます。また、Goは並行処理にも適しており、複数のプロセスを同時に処理することができます。最近ではGoを使ったシステム開発も需要が高まっているので、まなんでおいてそんはないでしょう。
クラウドエンジニアがプログラミング言語を習得する方法
クラウドエンジニアとして必要なプログラミングスキルを身につける方法はいくつかあります。
- 書籍で学習する
- 学習サイトを利用する
- 動画教材で学習する
- プログラミングスクールで学ぶ
その中で最もおすすめなのが“動画教材で学ぶ”です。
動画教材の中でも特に「Udemy」がおすすめ!
「Udemy」はシリコンバレー発の世界最大級のオンライン学習プラットフォームです。Udemyで販売されている講座ですが、買い切り制なので、一度購入すれば、いつでも何回でも見ることができます。
プログラミングの独学で挫折しやすい主な理由としては、エラーが解決できないことです。Webサイトや書籍だと記載されていないエラーが出てきた際に解消するのは難しいです。
その点、Udemyならその動画の講師の方に質問できる仕組みがあるので、気軽に聞くことができます。
教材自体の価格は、数千円~数万円と講座によって違いますが、定期的にセールが開催されるので、セール時に購入することをおすすめします。
セール中だと、数万円の講座が1000円~2000円程で購入することができるので。
また、全ての動画教材で30日以内の返金保証が用意されているので、実際に購入してみて思っていた内容と違っていた場合でも安心。
その道のプロの方の知見が詰め込まれた教材を書籍よりも安く手に入れることができるので、コストパフォーマンスは最強です。
未経験・初心者の方必見
Udemyは素晴らしい教材ですが、どちらかというと経験者向けになります。
未経験や初心者だと
- 学習しているスキルが本当に現場で役に立つか
- エラーなどでつまずいたときにしっかりとサポートしてほしい
といった悩みがあるかと思います。
そんな方はプログラミングスクールで学びましょう!
なぜなら、初心者の方でも効率よくプログラミング言語を習得することができるからです。
市場価値が上がる?クラウドエンジニアにその他のスキル
クラウドエンジニアとしての市場価値を上げる方法はプログラミング言語習得だけではありません。
クラウドエンジニアとして、さらに市場価値を上げるためのスキルを一部紹介します。
1. プロジェクトマネジメントスキル
クラウドシステムの導入や運用には、複数の部署や企業が関わることがあります。そのため、クラウドエンジニアには、プロジェクトマネジメントスキルが必要です。
プロジェクトマネジメントスキルを持っていることで、プロジェクトのスケジュール管理やリスクマネジメントを行うことができます。
2. コミュニケーションスキル
クラウドエンジニアには、コミュニケーションスキルが必要です。
クラウドシステムの導入や運用には、複数の部署や企業が関わることがあります。そのため、クラウドエンジニアとして関係者と調整をしたりするためには円滑なコミュニケーションスキルがあると仕事の幅が増えるでしょう。
3. 英語力
クラウドプラットフォームは海外性が主流なため、英語力があると最新の情報をキャッチアップすることができます。最新のクラウドサービスの情報はまだ翻訳されていないもの多々あるので、そこで英語を読めるとアドバンテージになります。
また、英語が使えれば海外で仕事もできるので、英語力をつければ市場価値は上がっていくでしょう。
クラウドエンジニアになる方法
クラウドエンジニアになるための学習方法は様々です。
クラウドエンジニアになるための学習方法は様々です。
エンジニア経験者であれば、無料の学習サイト、書籍、Udemyなどを活用して知識を広げ、実際にクラウドを触って学ぶのが良いでしょう。
未経験の方は独学でもクラウドエンジニアになれることなれますが、効率よく学び最短で現場で活用できるスキルを身につけたいのであれば、スクールに通うのも一つの手です。
クラウドを学べるスクールならRaiseTechがオススメ!
他のスクールだとAWSはカリキュラムの一部分だけですが、RaiseTechだとAWS専門のコースがあり、クラウドエンジニアに必要なスキルを体系的に学ぶことができます。
転職・案件獲得支援を無期限サポートしてくれるので、学んだあとも安心。
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※無料トライアルはいつ終わるか分からないのでお早め
まとめ:クラウドエンジニアはプログラミング言語を習得しよう!
本記事では、クラウドエンジニアがプログラミングスキルがなぜ必要かについて解説しました。
プログラミングスキルを身につけるのは一朝一夕では難しいです。しかし、継続して学習を続けていけば必ず身につくものなので、挫折しない仕組みや習慣を身につけられるように工夫しましょう!
目的があると挫折しにくいので、まずは簡単なアプリケーションを作ってみるのがおすすめですよ。
アプリケーションを作りながら言語を学んでいく講座もUdemyにあるので、自分に合った講座を探してみてください!