- インフラエンジニアになったばかりだけど、実際の現場で求められるスキルってなんだろう?
- インフラエンジニアとして身につけておきたいスキルが知りたい!
インフラエンジニアになりたての1年目の方は、自分がどのスキルを習得すればいいのか迷う方が多いです。
正直に言うと、求められるスキルは現場によって変わります。
しかし、システムインフラの基本的なスキルはどの現場でも活かすことができます。
そこで本記事では、現役インフラエンジニアが、インフラエンジニア1年目が習得しておきたいスキルを5つ紹介していきます。
①Linuxスキル
②Web3層スキル
③ネットワークスキル
④コンピュータサイエンス
⑤クラウドスキル
この記事を読めば、「インフラエンジニアとして本当に必要になるスキル」が分かります。
3分ほどで読めるので、インフラエンジニアになりたての方はぜひ参考にしてみてください。
インフラエンジニア1年目が習得しておきたいスキル①:Linuxスキル
Linuxとは
LinuxはOS(オペレーションシステム)の一種です。
OSとは、コンピュータを管理したり操作したりするソフトウェアのことです。
例.Windows、Mac OS、Android、iOSなど
当初はパソコン用に開発されたOSでしたが、今ではサーバや組込みシステムなど様々なシステムで使用されています。
Linuxについてさらに詳しく知りたい方は、こちらの解説記事をどうぞ
Linuxスキルを習得すべき理由
Linuxは、多くの現場でサーバのOSとして利用されています。
Linuxの最大の特徴は、コマンドで操作することです。
コマンド操作に慣れていないと、いざ現場でサーバを構築や設定変更をお願いされてもかなりの時間がかかってしまいます。
Linuxについての基礎的な知識と基本的なコマンド操作は習得しておきましょう。
https://komodblog.com/linux-command/
Linuxスキルを証明できる資格
Linuxについての基礎的な知識と基本的なコマンド操作の両方を効率的に学ぶには、資格取得がおすすめです。
レベルでいうとLPIC・LinuCレベル1は習得しておくと、基礎はバッチリでしょう。
LinuC101の試験対策記事
https://komodblog.com/linuc101/
LinuC102の試験対策記事
https://komodblog.com/linuc-102/
インフラエンジニア1年目が習得しておきたいスキル②:Web3層スキル
Web3層とは
システムを構築する上で、Web3層について理解することは必須です。
理由は、世の中のシステムの基本的な構成はこのWeb3層でできているからです。
Web3層は、以下の3つのサーバから構成されるシステムです。
・Webサーバ
・APサーバ(アプリケーションサーバ)
・DBサーバ(データベースサーバ)
先ほど紹介したLinuxのスキルを身につけていれば、簡単に3つのサーバを構築することができます。
https://komodblog.com/web-system-structure/
Webサーバのスキル
Webサーバとは簡単に言うと、HTMLファイルや画像などのコンテンツを提供するサーバです。
Webサーバにも様々な種類がありますが、まずは以下の代表的は2つを覚えておけばOKです。
- Apache(アパッチ)
- Nginx(エンジンエックス)
この2つは多くの案件で使用されることが多いので、身につけておくのがおすすめです。
APサーバのスキル
APサーバとは、“アプリケーションを実行するサーバ”のことです。
APサーバにも様々で、プログラミング言語によって種類が異なります。
- Apache Tomcat(アパッチ トムキャット)…Java
- Unicorn(ユニコーン)…Ruby
Apatchを学んでいる人なら、Apache Tomcatを学習することをおすすめします。
DBサーバのスキル
DBサーバ(データベースサーバ)とは、アプリケーションで使用するデータを保管して操作するためのサーバです。
DBサーバ(データベースサーバ)にも、様々な種類があり、用途によってどれを使用するか変ってきます。
大きく分けると以下の2つに分けられます。
- RDB(リレーショナルデータベース)…“行”と“列”であらわした2次元の表でデータ管理する
- NoSQL(Not only SQL)…RDB以外のデータベース
RDB、NoSQLそれぞれに多様な製品があります。
詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
インフラエンジニア1年目が習得しておきたいスキル③:ネットワークスキル
基本的なネットワークスキルも必要です。
当たり前ですが、ネットワークが分からないとシステムとシステムを繋ぐことができません。
特にネットワークよりのインフラエンジニアは各ネットワーク機器ベンダ(Ciscoなど)のコマンド操作は慣れる必要があります。
ネットワークはインフラスキルの中で、最も体系的に覚えている必要があります。
資格試験勉強の中で、体系的に学んでいくことをおすすめします。
ネットワークの代表的な資格
■国家資格
-ネットワークスペシャリスト
■ベンダ資格
-CCNA
-LPIC・LinuC
LPIC・LinuCの中でも基本的なネットワークの知識を問われる問題が出てくるので、LPIC・LinuC取得に向けた勉強で学ぶことができます。
https://komodblog.com/linuc101/
インフラエンジニア1年目が習得しておきたいスキル④:コンピュータサイエンススキル
コンピュータサイエンスとは、コンピュータの仕組みや、プログラミング、ソフトウェアやシステムのサービスの提供の方法などです。
これはIT業界で働く上では必要な知識・スキルです。
特にインフラエンジニアはその名の通り「システムの基盤」を支える役割なので、コンピュータやソフトウェアの仕組みはしっかりと理解しなければなりません。
目安としては、基本情報技術者レベルの知識・スキルがあるといいでしょう。
おすすめの試験対策本
インフラエンジニア1年目が習得しておきたいスキル⑤:クラウドスキル
今やクラウドを使用してシステムを動かすのは当たり前になっています。
システムインフラもクラウドで構築・運用する機会は多くなってきます。
特にAWSやAzureといったパブリッククラウドはどの業界でも利用率は年々増加しています。
時代の流れに対応できるインフラエンジニアになれるようにクラウドのスキルを習得していきましょう。
クラウドについて初めて学ぶ方は、まずAWSについて学習することがおすすめです。
AWSとは
Amazonが提供するパブリッククラウドサービスで、世界20以上のリージョン、61のアベイラビリティーゾーンで運用されており、200近くものサービスが提供されています。2004年からサービスが提供されており、シェアはNo.1です。
インフラエンジニアならば、AWS上でシステム設計を行える証明になる“AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト”の習得をおすすめします。
AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイトについても試験対策方法は、以下の記事でまとめているので参考にしてみてください。
https://komodblog.com/aws-qualificaton-solutions-architect-associate/
インフラエンジニア1年目が習得しておきたいスキル:まとめ
- Linuxスキル
- Web3層スキル
- ネットワークスキル
- コンピュータサイエンススキル
- クラウドスキル
今回は、インフラエンジニア1年目が習得しておきたいスキルを5つ紹介していきます。
インフラエンジニアには幅広いスキルを求められますが、どこの現場でも使えるスキルなので、一度習得してしまえばあなたの財産になるのは間違いないです。
そして、基礎的なスキルを身につけてしまえば、新たな技術出てきたとしてもそれに対応することができます。
インフラエンジニアなりたての頃は、様々なことを学ばなければならないので大変だと思いますが、未来の自分への投資だと思って頑張っていきましょう。