数あるプログラミング言語のなかで“Python”の人気が近年高まってきています。
Pythonが人気ということは知っていてもなぜ人気なのか、人気の理由を分かっていない方も多いのではないでしょうか。
本記事では、Pythonが人気の理由を解説していきます。今後もPythonの人気は高まっていくので、Pythonについて気なる方、Pythonを学んでみようと思っている方はぜひ最後まで読んでみてください。
Pythonの高い人気
人気ランキング上位
RedMonkの最新のプログラミング言語人気ランキングでは、PythonはJavaScriptに次いで2位にランクインしています。過去数年間は4位という結果でしたが、人気の高まりとともに順位も上がってきています。
Pythonプログラマーは年収が高い
スタンバイが発表した“プログラミング言語年収ランキング2018”によると、Pythonプログラマーの年収はGo、Scalaに次いで3位にランクインしており、年収中央値は575.1万円です。
ここ数年上位にいるPythonですが、これからもこの状況が続く可能性が大きいです。その理由をこれから解説していきます。
Pythonが人気な理由
①シンプルで分かりやすい文法
Pythonはシンプルで分かりやすい文法のため、初心者にも人気のプログラミング言語です。
シンプルで分かりやすい文法は学習しやすいため、おすすめの言語としてあげられることが多いです。
また、分かりやすいということは他の人が書いたコードが読みやすいということです。
開発は基本的にチームで行うことがほとんどで、自分だけでプログラムを組むことはなかなかないです。
そのため、他人が書いたコードを理解して修正したり追加したりするのですが、Pythonは他のプログラミング言語よりもそれらを行いやすいのです。
②充実したライブラリ
Pythonは他のプログラミング言語に比べて圧倒的にライブラリが豊富です。
ライブラリとは、便利なプログラムの部品の集まりのことです。
ライブラリを活用することにより、効率よく簡単にプログラムが書けるというわけです。
統計や機械学習など様々なライブラリが存在します(気になる方は調べてみてください)。
NumPy、pandas、matplotlib、SciPy、TensorFlowなど
これらのライブラリのインストールも容易なので、簡単に扱うことができます。
③将来性抜群
Pythonは将来性があり、今後も需要が増え続けていくと言われています。なぜかというと、PythonはAI(人工知能)開発の分野で圧倒的な地位を築いているからです。
まず、AI人材の供給率を見ていきましょう。
経済産業省のAI人材供給率のデータによると、2018年から2030年にかけて12倍の増加傾向にあります。つまり、2030年にはAI市場が12倍になるということです。そのため、AIエンジニアの将来性は抜群に良いということなのです。
先ほど述べたようにPythonには、①シンプルで分かりやすい文法である、②ライブラリが豊富であるという利点があるので、他の言語よりもAI開発が容易になります。
つまり、AI人材の需要が高まるにつれてAI開発に適しているPythonが扱える人材の需要も高まるのです。
Pythonが人気な理由:まとめ
- シンプルで分かりやすい文法
- 充実したライブラリ
- 将来性抜群
今回はPythonが人気である理由について解説していきました。今後もPython人気は衰えない、むしろ今まで以上に人気が伸びてくるプログラミング言語なので今から学習しても遅くはないです。
Pythonを用いるとWebアプリケーション開発やAI開発など様々なことが可能になるので、気になる方はぜひ学習してみてください。