【必勝】AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト合格方法【対策の手順を教えます】

こんにちは、こもDです。

先日、AWS認定資格であるソリューションアーキテクト-アソシエイトを受けて、無事合格しました。

今回は、AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト取得に向けた対策方法を実際に私が行った勉強方法などを織り交ぜながら解説していきます。

 

この記事を読んで分かること

AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト合格方法(資格取得に向けた勉強方法)

 

目次

AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイトとは

AWSにおける分散システムの可用性、コスト効率、高耐障害性及びスケーラビリティの設計に関する1年以上の実務経験を持つソリューションアーキテクト担当者が対象の試験です。

受験料\15,000(税別)
試験時間130分
問題数65問
スコア範囲100-1,000点
最低合格スコア720点

この試験によって証明される能力は、主に顧客の要望に沿ってアーキテクチャ設計原則に沿ってソリューションを定義できることです。

 

出題範囲の配分は以下の通りです。

1.回復性の高いアーキテクチャを設計する 34%

2.パフォーマンスに優れたアーキテクチャを定義する 24%

3.セキュアなアプリケーションおよびアーキテクチャを規定する 26%

4.コスト最適化アーキテクチャを設計する 10%

5.オペレーションエクセレンスを備えたアーキテクチャを定義する 6%

Well-Architected Frameworkで提唱されている5つの設計原則に沿った試験範囲となっています。

 

※2020年3月のバージョン変更に伴い出題範囲の配分が変わります。詳細はこちらから。

その他の試験については以下を参考にしてください。

 

受験前の経歴と勉強実績

受験前の私の経歴は以下の通りです。

・インフラエンジニア1年(サーバエンジニア)

・基本情報技術者試験保持

・LinuC101保持

・ネットワーク経験なし(基本情報技術者レベル)

・AWS経験4~5か月(案件で携わったサービス:EC2、VPC、S3、IAM、DynamoDB、DirectConnect)

AWSを使った案件にアサインされていたので、これを機にソリューションアーキテクト-アソシエイトを取得しようと考え、受験しました。

結果、勉強期間は約2か月、勉強時間は約40時間でした。

 

対策方法(合格までの道のり)

以下の項目で解説していきます。

・基本的な勉強の進め方

・サービス別対策項目

 

基本的な勉強の進め方

1.手を動かす

AWSのアカウントを持っていない方は、まずアカウントを作成しましょう。

理解を効率的に向上させるためには、実際にコンソールを触りながらの学習が一番だと思っているので、アカウントを作成して、コンソールを触ってみてください。

基本的に私は“手を動かす”を念頭において、学習していました。資格を取得しても活かせないなら意味がないですからね。

 

2.試験対策本

ソリューションアーキテクト-アソシエイトを受けるにあたり、まずは対策本でどのようなサービスが出てくるのか、AWSサービスを使用したアーキテクトの考え方を学ぶため、この本を読みました。

徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト – アソシエイト教科書

本書は、2018年に改定された「AWS認定 ソリューションアーキテクト – アソシエイト」の新試験に対応した受験対策教科書です。豊富な知識と経験をもつ著者陣が、合格に必要な知識はもちろんのこと、現場で役立つAWSのクラウド活用についても解説しています。

 

現在は様々な対策本が出ているで、以下の対策本でも大丈夫です。

AWS認定資格試験テキスト AWS認定 ソリューションアーキテクト-アソシエイト

本書は、「AWS認定 ソリューションアーキテクト - アソシエイト」向けの試験対策教科書です。AWSアーキテクチャに求められる「高い回復性」「高パフォーマンス」「高いセキュリティ」「コスト最適化」「優れた運用・管理」といったカテゴリを、しっかり丁寧に解説しています。

 

合格対策 AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト

AWS認定ソリューションアーキテクトは、入門的な位置付けの「アソシエイト」と上級者向けの「プロフェッショナル」の2つに分かれており、本書は前者の「アソシエイツ」に特化した本邦初の試験対策書です。

 

最短突破 AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト 合格教本

本書は、AWS認定資格の中でもっともポピュラーな「AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト」試験の対策本です。

注意してほしいのは、これらの対策本だけでは試験範囲を全て網羅できないということです。あくまでもこれらは試験範囲の「触り」の部分なので、先ほど述べた通り、手を動かして行った学習を次から解説していきます。

 

3.AWS参考書籍

試験対策本ではありませんが、AWSの各サービスの使用方法や設計思想などが学べる参考書をご紹介します。これらは業務でも参考にしているので、手を動かしながら学ぶには最適です。

Amazon Web Services ネットワーク入門 (impress top gear)

AWSを初めて利用するITエンジニアが、既存のオンプレミスのシステムからAWSへ移行するうえで必要な、仮想マシンとネットワークの基本的な構築方法を解説します。具体的な解説内容としては、AWSにおける最小のシステム構成を例に、AWSにおけるネットワークの仕組みと制約、セキュリティグループとの関係、実際のシステム構築手順などを取り上げます。

主にEC2、VPCを学ぶにはいい参考書だと思います。特にネットワークがイマイチな方でも理解できるようにネットワークの基礎的な説明も記載してあります。私はサーバ寄りのエンジニアで、ネットワークの知識が不足していた部分があったので、ネットワークの勉強としても参考になりました。

 

Amazon Web Services エンタープライズ基盤設計の基本

本書は単なる、AWSのサービスの解説書ではありません。AWSを実務で使いこなせるように、コーポレートサイトのシステムを題材にして、アーキテクチャー設計と基盤構築の実践的なノウハウも解説します。

設計思想やベストプラクティスを学ぶのに適した参考書です。図で解説しており、ハンズオン形式で学習できるので、理解を深めるのにおすすめです。

https://komodblog.com/aws-begineer-books/

上記の記事では、AWSを学習する上でおすすめの参考書を紹介しています。ソリューションアーキテクト アソシエイト取得に向けた学習にも参考になる良書なので、ぜひ参考にしてみてください。

 

4.オンライン講座

オンライン講座であるUdemyで資格対策講座を受講しました。Udemyでは定期的にセールを行っており、その際の価格がこれでもか!というくらい安いです。私も10,000円程の講座を1,200円で購入しました。セール時に購入するとめっちゃ得です。(ぶっちゃけ、書籍を購入するよりもお得なのではないかと思います。笑)

 

私が受講した講座はこれです。

ハンズオン形式で学ぶ講座です。

 

この講座を受けてよかった点は以下です。

・座学⇒ハンズオンという流れの進め方なので理解しやすかった

・これだけで試験範囲の8割~9割を網羅できる

・AWSを触れたことがない人でも学習できるよう説明が丁寧だった

・模擬試験が本番試験とかなり近い再限度だった

私はセール時に購入したので、総合的にみるとかなりコスパがいい良質な講座でした。(ぶっちゃけ、この講座だけやれば合格できるんじゃないかと思います。笑)

 

ただし、注意しなければならないこともあります。

・講師の声が若干聞き取りづらい

・動画見ながら実際にハンズオンするのは、一つのディスプレイだときつい

これらが大丈夫なら受講することをおすすめします。

 

補足

模擬試験だけ受けたいという方は、模擬試験だけの講座もあります。上記のハンズオン講座と同じ方が作成しているので、再限度は同じです。

 

5.参考Webページ

BlackBelt

AWS公式HPで掲載されている各サービス別の資料です。上記の対策本、参考書やオンライン講座で出てこなかったサービスについてをこの資料を読み補完しました。(Codeシリーズ、DirectConnectなど)

 

Well-Architected Framework

AWS公式HPで掲載されているソリューションアーキテクトに求められるクラウド活用のベストプラクティス集です。出題範囲の解説で述べた通り、AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト試験は、このWell-Architected Frameworkから出題させるので、見といて損はないです。むしろ見た方がよいです。

 

クラウドデザインパターン

試験ではベストプラクティスを問われることが多いということなので、具体的なベストプラクティス設計パターンを学ぶためにこのサイトを参考にしました。

 

黒本

AWS資格試験対策のための問題集を解けるサイトです。無料会員だと数問しか解くことができないので、活用するなら有料会員になることをおすすめします。私は、有料会員になり、問題集を解いて試験を受けましたが、本番試験との再限度は高くないと感じました。この問題集は、知識を問う問題が多いという印象だったので、あくまでも補足程度な活用がいいと思います。UdemyでAWS対策講座を受講しているならば、その中の模擬試験を完璧にした方が効果あると思います。

 

6.模擬試験

公式サイトが出している模擬試験を受けました。お値段は2,000円で、20問出題されます。自身のPCから受講することができます。

実際の問題と同等の問題が出てくるので、受けることをおすすめします。ただし、解答を見ることができず、点数しかわからないので、復習をする場合はスクショ必須です。

 

 

この6手順で私は合格しました。試験に受かるためだけならもう少し短縮できると思いますが、AWSを実際に使えるようになったので、この手順で学習してよかったです。

 

サービス別対策項目

サービス別に対策観点と対策重要度を解説していきます。

EC2 

基本的な使用方法からベストプラクティスまで幅広く出題されます。特にベストプラクティスでは、Auto Scalingとセットでの出題が多いので、重点的な対策です。

 

VPC 

CIDRなどIPに関する問題はもちろん、サブネットとネットワークACLの使い分け、VPCエンドポイントによるS3との連携、各ゲートウェイの使用パターンなどが多く出題されました。こちらも重点的な対策が必須です。

 

S3 

バージョンやライフサイクルの管理、静的ホスティングの活用、レプリケーションなどがよく出題されました。また、コスト最適化の問題ではストレージタイプの選択が出題されます(Glacierとの比較など)。こちらも重点的な対策が必須です。

 

DB系 

リレーショナルデータベースだとRDSやRedshift、非リレーショナルデータベース(NoSQL)だとDynamoDB、ElasticCacheなどが出題されます。ベストプラクティスとしてこの場合どれをしようすると良いのかを問われることが多いので、各DBサービスの違いや特徴をしっかり把握する必要があります。

 

ストレージ系 

AWSには先ほど述べたS3、GlacierやEFS、EBSなどのストレージサービスがあり、これらもベストプラクティスとしてこの場合どれをしようすると良いのかを問われることが多いので、それぞれの特徴と違いを把握する必要があります

 

サーバレス系 

サーバレス系だと主にSQSSNSSESLambdaAPI GatewayCloudFrontなどのサービスが挙げられます。各サービス詳細な部分までは問われませんが、どのようなサービスかということは理解しとく必要があります。特にベストプラクティスの問題では、サーバレス系はよく出てきます。

 

IAM 

ポリシーの詳細までは出題されませんが、グループ、ユーザ、ロールの使い方や違いなどはしっかり対策する必要があります。ロールはベストプラクティスの問題でもよく出題されます。

 

まとめ

AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイトの試験対策方法を解説していきました。実際にこの対策・勉強方法を行ってみて、AWSの実践的な各サービスの操作方法もある程度身につけられたと思います。特にUdemyのオンライン講座を受講したことが大きいと感じました。

AWSやAzureなどのパブリッククラウドは、素人でも画面をポチポチするだけで、システムを構築できるようにするサービスになっているので、ネットワークやサーバがよく分からない人は是非触って学習してほしいです。今後はAuzre、GCPも学習していきます。

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